棋になる話を棋の向くままに

「おい、将棋しろよ」
某大学将棋部のアイツが色々書きます。
主に将棋の資料、タイトル戦の棋譜、自戦記などをうpしていきますが、ときどき将棋と関係ないことも記事にします。

更新頻度:月4~5回

最終更新日 2/19

【第65期王将戦第2局】
1月24日、25日に渡って行われた王将戦第2局。
どちらかというと後手番の郷田王将の作戦に注目が集まりますが、最新の9筋保留型の角換わり腰掛け銀へと進みます。
2016-01-28a
先手は▲3七桂とすると桂頭のキズが気になり、▲2五歩△3三銀とするのも桂の活用が狭く決め過ぎの感があります。ここから△6三金▲6七金右△6二金と難しい手順ですが、意味としては攻めの形を見せられた先手が備えたところで、先手陣に隙が多くなったため自陣の隙をなくして陣形整備に移るといった要領。後手番は千日手上等ですので、先手は隙のない攻め形を築くのが難しいです。

2016-01-28b
本譜▲1八香はとにかく形を決めずに待機した意味合いが強いですが、やはり1九の隙や後に△2七角と香を狙われる筋が生じるため一長一短。ただ、後手も△3三銀とするのは桂の当たりが強くなるため、△2二玉と入城しますが、玉の当たりが強くなったところで▲4五歩と仕掛けます。
先に桂を跳ねると桂頭を狙われるとはいえ、▲4五歩に対して△4六角と角換わりでよく見られる反撃筋で対応したところで1日目は終了。(下図)
2016-01-28c
本譜の▲3七角は本筋ですが、△4五歩に対して▲4六角△同歩▲3七桂とすると、▲4五歩に対して単に△同歩▲3七桂と進む進行より後手が△4六歩の一手を多くさせている勘定になります。先手としても後手だけ得するのは面白くないので、△4五歩に▲4八飛と4筋へ戦力を足しますが、ここで後手からの反撃が気になるところ。
本譜は郷田王将が△8六歩から反撃を開始します。

2016-01-28d
ただ、本譜の△6五歩に対して▲4六角~▲6五歩と自分から角交換して手を戻すのが好判断。先手の▲6六角が好所の角打ちで玉を睨んで厳しいとみたものです。かといって、△6六歩と手筋で角打ちを防ごうと思っても▲7七角とこのラインに角を打ちこむ手があって大変です。
桂馬の活用が遅れるだけに盲点でしたが、後手が陣形を乱して馬を作ってる間に、▲6六角と▲3五歩で玉のコビンに厳しく迫ります。

2016-01-28e
後手は陣形を後退して辛抱。馬で飛車を追いかけて、どこかで△4一飛の活用を狙いますが、上図の▲4四飛が柔軟な一手で後手がしびれました。△4三歩には▲4六飛と落ち着いて飛車を戻し、さらに馬で飛車を追いますが、▲6八飛と逃がしてしまった形は先手の9筋攻めが残っており、後手は飛車の活用が難しくなってしまっていて形勢に差がつきました。
2016-01-28f
後手は動かないと完封されてしまうので、6筋から仕掛けていきますが、▲6三歩の痛打がはいり先手が優勢に。本譜は△同金に▲6五銀~▲7二銀がはいってハッキリ勝勢となり最短で押し切りました。
上図では△7二金▲6五銀△同桂▲7三銀△同金▲同角成りの進行なら△9六桂の筋が残って先手も大変とされましたが、やはり先手が正確に指せば残していることは変わらず、形勢としては先手が勝っていたようですね。

【棋譜:第65期王将戦第2局】

後手は△8六歩からではなく、△6五歩▲同歩△8六歩▲同銀△6六歩▲6八金引なら郷田王将の作戦通りだったようで、本譜の手抜きが利いたのが大きな誤算だったようです。もちろん、△8六歩に▲同歩の進行も考えられるため一概に良いとは言えませんが、後手が待機したために生じた隙を的確に捉えた羽生名人の大局観、そして▲4四飛という羽生さんらしい柔軟な一手が輝いていた一局でした。
これで七番勝負は1-1のタイに戻り仕切り直しの様相。
まだまだ熱い勝負が続きそうです。

【5筋位取り】
2016-01-28h
まだやってんのかよ!
今の課題は上の局面。後手は△7一金を保留したり、△6四歩をとにかく急いだり色々手段はあるものの、上の角覗きに味のいい受け方が難しそうというのが現段階での見解。
△5二金が普通ですが、▲5七銀~▲6六銀として▲6五銀~▲5四歩を狙うか▲6八金右~▲8八玉と固めるか難しい。いろいろ考えるのはいいんですが、ここひと月以上24に触れていないので、そろそろ復帰させないとヤバいです。

【雑記】
今年の寒波はすごいですね。
私のいる地域でも雪が降り、近所の小学生がキャアキャア騒いでいるなか自転車でこけそうになっているおじさんです。

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【第74期A級順位戦7回戦】
いよいよA級順位戦も終盤です。
ここからは挑戦権圏内と降級圏内に入るかどうかが気になるところ。
今期も混戦が予想されます。

【第74期順位戦A級7回戦▲行方尚史vs△森内俊之】

トレンドの藤井矢倉。
中盤、一気にトップギアで踏み込んだ行方先生の快勝譜です。
こういう踏み込み方に憧れるんですよねぇ

【第74期順位戦A級7回戦▲久保利明vs△広瀬章人】

振り飛車党本家に挑む相振り飛車。
序中盤と後手の模様が良さそうでしたが、先手の実戦的な対応が功を奏し
終盤は玉型の差で一気にリードを広げました。
振り飛車党の美濃、銀冠は強度補正+10%くらいかかってますよね?

【第74期順位戦A級7回戦▲屋敷伸之vs△佐藤康光】

屋敷得意の2枚銀!(今期何度このフレーズで始めたか...)
矢倉模様でしたが、端角を活かした構想で華麗に反撃。
終盤は難解な部分があったものの、細かい攻めを巧みにつないだ
佐藤康光先生の剛腕が唸った一局です。今期のモテは一味違う!

【第74期順位戦A級7回戦▲佐藤天彦vs△郷田真隆】

天彦の角換わり。
後手が端を突き越すという、やや珍しい駒組みから先手がじりじりと間合いを測ります。
ただ、後手の反撃が機敏で難解な攻め合いへと進み、
最終盤は後手の端の突き越しさえとがめる寄せで華麗に討ち取りました。
プロの将棋の組み立て方は何度見ても美しい。

【第74期順位戦A級7回戦▲深浦康市vs△渡辺明】

アイエエエ!?ゴキ中、ゴキ中ナンデ!?
前期に騒がれた振り飛車を再び採用。
深浦九段は得意の構想で厚みを築きますが、後手の渡辺竜王が振り飛車顔負けの玉頭攻めを繰り出し、先手玉を圧倒。中盤からのリードの伸ばし方が正確無比で竜王の実力を示す一局となりました。
対深浦九段の秘密兵器だったのか、また竜王の振り飛車ブームがきてるのか?
次の対局も目が離せません。

さて成績のほうをまとめると、以下のようになりました。
【6勝1敗】佐藤天(9)
【5勝2敗】行方(1)、渡辺(2)、佐藤康(8)
【4勝3敗】屋敷(10)
【3勝4敗】森内(7)
【2勝5敗】久保(3)、深浦(5)、郷田(6)
【1勝6敗】広瀬(4)
1敗で追随する3名の内、行方、渡辺が前期順位が高いこともあり、油断なりません。
5敗以下は1敗が降級につながる鬼勝負。とりあえず、残る2戦で注目は「行方vs佐藤天」「渡辺vs佐藤康」の頂上対決。「広瀬vs深浦」「久保vs森内」の鬼勝負。(もちろん他も気になりますが)
いずれにせよ、今期も前期に負けじ劣らずの混戦となることは間違いないでしょう。

注目です。

【その手があったか】
ネスカフェゴールドブレンドのWebCMがちょっと話題。
一二三九段をはじめとしたプロ棋士が出演!あなたはCM内のネタが幾つ分かりますか?w
「その手があったか」 【ネスレシアター】 ※youtubeで開きます。

ちなみに、CM中で使われている局面はこちら(動画のコメントを参照しました)
2016-01-22a
後手の△8二香に対して▲9七角が△8八飛からの詰めろを受けながら、▲4一銀△同玉▲5二角△3二玉▲4三角成△同玉▲4二金△同玉▲7四銀以下の「詰めろ逃れの詰めろ」でピッタリの妙手。実戦は△8一飛と詰めろ逃れの詰めろで返しますが▲4一銀が鮮烈な一手で、△同飛の一手に▲7四銀が入って先手の勝ち筋となった一局です。

【ニコニコ将棋放送】
朝日杯の本戦は中継されるんですね。知らなかったw
今期は王将戦の中継がないので、こちらをお楽しみください。

【HearthStone】
Dr.Boom許すまじ。
あいつ出るだけでやる気が失せる無課金プレイヤー。
ランク戦に飽きてきたからアリーナやったら1勝と2勝・・・
プレイングはそこそこなんですが、ピッキングが下手でうまく構築できねえ
教えて!Trump先生!

【一言】
棒銀の 銀がさばけて なぜ負ける

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あけましておめでとうございます。
本年も細々と続けていこうと思ってますが、如何せん年末年始は対局も少なく、ネタ不足で書くものが見当たりませんでした。将棋とはまったく関係ないですが最近始めたゲームにハマりつつある2016年です。


郷田王将に羽生四冠が挑戦する王将戦。
第1局は相矢倉となりました。

2016-01-11a
上の局面は後手の△3三銀に対して▲6八玉と上がった局面。
何気ない局面のようですが、実はすでに同一局面はゼロ!?実戦例では▲7九角や▲3六歩が多いところですが既に未知の局面となっています。後手の△3三銀は態度を決めない一手でしたが、その優柔不断なところを咎めにいくのが郷田流!とはいえ、まだまだ序盤戦なので互いに方針を決めながら駒組みが進んでいきます。

2016-01-11b
後手は△6四銀+△7三桂の攻撃型を築き、先手は玉を深く囲いにいきます。
一見すると先手陣はバラバラのようですが、次に▲7八金とすれば普通に囲うよりも一手早い金矢倉の完成。後手も玉が露出していて不安定な陣形ではありますが、先手の矢倉の完成は許せないと△5五歩から、含みにしていた「矢倉中飛車」風の動きでリードを奪いにいきました。

2016-01-11c
後手が動き始めてから封じ手の局面まではスラスラ進み、封じ手は△7三角。角のラインで△4五銀の筋を残しながら▲5七角が▲8四角の先手にならないように引いた手ですが、やはり角頭の薄さが気になるところ。▲7五歩とする手は先手の不安定さが祟って自信が持てないとの評判でしたが、上図で▲7八飛が郷田王将らしい剛直な一手。
後手は7筋を狙われているのは分かっていても、なかなかピッタリ構えられる手が見つかりません。対して羽生四冠の一手は△3一玉。こちらも緩急自在な羽生さんらしい如何にも怪しげな一手。序盤、中盤と密度の濃い展開が続きます。

2016-01-11d
先手は▲3七桂と△4五銀を防ぎながら桂を活用しますが、図の△6四歩が意表の一手。
位に反発するのはセオリーといっても、6三の地点は後手の弱点のひとつ。ここからの進行が本局の流れを決めることになりました。

2016-01-11e
6四は好位置なので、それを追い返してから狙い通り▲5七角。後手はここで△7五歩とする手が考えられましたが、7三に角を打ち込む隙があって後手自信のない形勢です。とはいえ△8二飛は大人しく、そう応じてくれるなら先手を持ちたいとの評判。先手はいよいよ▲7五歩から本格的な戦いを起こし、飛車を止める手にも強気な対応。矢倉に組みつつ飛車をさばいた下の局面は先手優勢。

2016-01-11f

後手は嫌味嫌味と切れない攻めで食いついてきますが、無理に後手陣を攻略せずに上部開拓と合わせて左辺を制圧したところで後手は投了。

2016-01-11g
投了図は馬が異常に手厚いですね。

【棋譜:第65期王将戦第1局】

△6四同角のところで△6二飛は一局だった模様。以下、△6四飛と飛車で位を消す構想で、後手はバランスは悪いものの玉を入城してまだまだこれからの勝負が予想されました。
序中盤の長考合戦。短手数ながら、それだけに内容が濃い一局でした。
矢倉愛好家としてはたまらんですな。(´∇`)

ちなみに、郷田王将は前期でも見せた「孫の手定跡」を再び見せてくれた模様。
うな重→ひふみん
孫の手→郷田王将
のイメージができつつありますねw

第2局は羽生名人が先手番。戦型予想は期待と願望をこめて「相掛かり」でどうでしょう?
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今年大流行している横歩取り△8四飛+△7二銀型。
最近はさらに序盤の駒組みが複雑化しており、綿密な研究と高度な序盤戦が繰り広げられています。
本記事では、流行の△8四飛+△7二銀型の基本的な変化を抑えた上で現在の流行型までの変遷を簡単にまとめようと思います。
注意:私はアマ低段ほとんど横歩取り指さない人間です。お気をつけください。

初手より
▲7六歩  △3四歩  ▲2六歩  △8四歩  ▲2五歩  △8五歩
▲7八金  △3二金  ▲2四歩  △同歩   ▲同飛   △8六歩
▲同歩   △同飛   ▲3四飛  △3三角  ▲3六飛  △8四飛
▲2六飛  △2二銀  ▲8七歩  △5二玉  ▲5八玉  △7二銀
▲3八金(基本図)
2015-12-28a
上図に至るまでも工夫されている昨今ですが、今回は上図を基本図としました。
上図から△2三銀が△2四飛のぶつけを狙う後手の常套手段で、この戦法の骨子となります。△2三銀に対しては幾つかの手段が考えられますので、順に解説していきます。

(1)▲4八銀△2四飛▲同飛△同銀(図1)
2015-12-28b
こちらは初期によく指されていた進行。ぶつけておいて悪くなってしまうようじゃ後手の戦法としては成立しません。ここでパッと見▲8四飛が竜作りと銀取りで巧いようですが...

図1から▲8四飛以下
      △7四歩  ▲8二飛成 △8八角成 ▲同銀   △5五角  
▲4六角  △同角   ▲同歩   △1四角  ▲3六角(図1-1)
2015-12-28c
△7四歩が飛車の利きを限定する手筋の一着。後手は角で細かく揺さぶっていって図1-1。ここまでは定跡にもなっている進行ですが、図1-1からは△2五銀▲4七角△3六歩ととにかく角のラインで崩していく指し方や、△3六角▲同歩△6四角と緩やかにリードを奪い指し方があっていずれも後手が戦えたはずです。

また、図1から豊島新手と呼ばれる▲8六歩という手段も考えられます。
▲8六歩以下
      △8八角成 ▲同銀   △3三銀  ▲8五歩  △4四角  
▲6六歩  △同角   ▲6四歩(図1-2)
2015-12-28d
放っておくと▲8四歩成が間に合って先手の攻めが刺さります。後手は陣形を締めてから角で動いていきますが、▲6六歩~▲6四歩が大駒を近づけつつ玉のコビンを攻める手筋の組み合わせ。ここからは△4二玉とコビン攻めを緩和する指し方や△8八角成と激しく踏み込む指し方があって、いずれも難解な進行ですが後手も十分な勝率をあげている形です。

以上の進行を総合して、積極的にぶつけられると先手が苦労しやすいというのが現状での認識となります。
そこで、先手は△2三銀に対して別の手段を講じます。

(2)▲5六飛△2四飛(図2)
2015-12-28e
▲5六飛と回るのがその一つ。相手の飛車ぶつけを事前にかわしながら、中央に自然と圧力をかけています。あらかじめ躱した効果で2筋を収めにいきますが、図2では▲2八銀と▲2七歩が考えられるので見ていきます。

図2以下
▲2八銀  △3四銀  ▲7五歩  △8八角成 ▲同銀   △2七歩
▲同銀   △4五角(図2-1)
2015-12-28f
▲2八銀は突っ張った受けですが、図2-1から後手の強襲を食らうので覚悟が必要です。先手としても突っ張った対応はリスクが高いでしょう。

図2以下
▲2七歩  △3四銀  ▲7五歩  △4四歩  ▲8六飛  △8三歩(図2-2)
2015-12-28g
▲2七歩と大人しく収めてしまうのが有力な進行。▲3六歩〜▲3七桂の活用も見込めるため、後手としては銀を繰り出して中央を制圧しにかかるのが自然な対応ですが、以下は先手は中住まい、後手は△6二玉と囲い合って一局。

(3)▲3三角成△同桂▲7七桂△7四歩(図3)
2015-12-28h
こちらは▲5八玉に代えて▲4八銀の形でよく見られる進行です。後手の△2四飛のぶつけを消すのが狙いで分かりやすいですが、図3まで進めば先手の桂頭が狙われやすく後手も十分戦えるでしょう。


とまぁ、ざっくりまとめるとこんな感じ。適当である。
さらに飛車ぶつけを狙おうとすると▲5六飛とかわされるため、△2三銀の前に△1四歩と一手待つ指し方があります。1筋の突き合いは後に△1五歩~△1八歩~△1九飛の筋があるため飛車交換がより厳しくなる狙いがある上、▲5六飛の進行に進んでも△2二銀を維持しながら端の争点を作れるので後手が不満なさそうに思います。
基本図から
      △1四歩  ▲4八銀  △1五歩  ▲3六歩(図4)
2015-12-28i
図4までの進行は一例ですが、先手も右辺に手数をかけられるため難しい勝負でしょう。

また、▲5六飛の筋を避ける狙いとしては△2三銀を省略する進行もあります。
基本図から
      △1四歩  ▲4八銀  △2四飛(図5)
2015-12-28j2015-12-28k
図5は叡王戦で現れた進行ですが、△2二銀型で△2四飛とぶつける形は幾つか実戦例もあります。図5から▲3三角成△同銀▲2四飛△同銀▲2二歩△同金▲3一飛(図5-1)と進めば一気に激しい変化へと突入するため、後手としても入念な準備が必要となる進行でしょう。

あとは、玉の移動を保留する指し方。例えば▲3八金~▲4八銀を急いで、持久戦模様になったときに玉を好きな方に動かせるメリットがあります。また、後手が保留する指し方もあって、メリットとしてはやはり持久戦になったときに手損なく△6二玉と囲えること。ただ5三の地点が薄く先手になりやすいのがデメリットと言えます。

玉の位置は▲6八玉もあり、(1)の進行に進むなら先手陣に隙がないので得ですが、▲6八玉を見て△7四歩~△7三桂と7筋に狙いをつけるのが習いある進行。玉の当たりが強くなっているので一長一短ですが、▲6八玉も有力な手段でしょう。

細かい変化や局面の評価は省いてますが、大体の流れは把握できたでしょうか?
最新の形を勉強するときにはメインの変化を基準に考察していけばまとめやすくなるので、覚えておくといいかも知れません。拙い内容ではありますが、皆さんの棋力向上に繋がれば幸いです。


~雑記~
棋王戦挑戦者は佐藤天彦に決定。
佐藤といえば天彦の時代ですかね。

この記事、参考棋譜あげようと思ったけど面倒くさくなった。
代表的は棋譜を選択するのも難しいので・・・

グレンラガンとか懐かしい。こういう頭空っぽで観れるアニメって良いですよね。^^
TSUTAYAでアニメのサントラもレンタルできるのは便利でいい。

2016年、世界は分岐し、2116年、世界は収束する。
あぁ^~今から楽しみなんじゃ~

角換わり相腰かけ銀の中でも、特に先後が同型となるものは終盤の細かい部分まで定跡化されているものがあるので、今回はその同型腰掛け銀についての資料になります。

角換わり同型相腰かけ銀の基礎

基本的には
(1)▲8八玉△2二玉型の木村定跡
(2)▲7九玉△3一玉型の富岡流

この2つが主線になります。角換わりを指す人には一度は並べていただきたい変化なので、難しい部分はありますが頑張って勉強しましょう。^^

~雑記~
実際、アマチュアに限らずプロの公式戦でも同型腰掛け銀は一定数指されています。
ただ、後手は必ず同型からの仕掛けを研究していて、何かしらの準備を整えた上で挑んでくることがほとんどのため、後手に堂々と同型を指されると嫌な予感しかしません。
最新定跡や有力な戦法を学ぶのはもちろんですが、実際の対局では「相手の土俵で戦わない」ということも重要になってくるのが難しいところです。

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