棋になる話を棋の向くままに

「おい、将棋しろよ」
某大学将棋部のアイツが色々書きます。
主に将棋の資料、タイトル戦の棋譜、自戦記などをうpしていきますが、ときどき将棋と関係ないことも記事にします。

更新頻度:月4~5回

2015年04月

2015-04-29a
上図までの指し手
▲7六歩  △8四歩  ▲6八銀  △3四歩  ▲6六歩  △6二銀
▲5六歩  △5四歩  ▲4八銀  △4二銀  ▲5八金右 △3二金
▲7八金  △4一玉  ▲6九玉  △7四歩  ▲6七金右 △5二金
▲7七銀  △3三銀  ▲7九角  △3一角  ▲3六歩  △4四歩
▲3七銀  △6四角  ▲6八角  △4三金右 ▲7九玉  △3一玉
▲8八玉  △2二玉  ▲4六銀

矢倉3七銀戦法の基本変化です。ここから△5三銀▲3七桂と進むのが従来の指し方で、俗に「91手定跡」や「ponanza新手」の変化へと分岐していくことになります。ただ、ここで△4五歩が最近再び注目を浴びている一手。△4五歩~△5三銀~△4四銀右と厚みを加える指し方で、先手としてもここまで組まれると手ごわいため▲4六歩から反発します。

上図から      
△4五歩  ▲3七銀  △5三銀  ▲4六歩  △同歩   ▲同角   
△同角   ▲同銀   △4七角  ▲3七銀  △5五歩
2015-04-29b
最終手。△5五歩に代えて△6九角成では以下
▲6八金引 △5九馬  ▲6七角
と進んで馬が狭く後手が指しにくいというのが通説でしたが、△5五歩が塚田九段の指した新手。狙いとしては▲5五同歩に△7五歩~△8三角成と馬を引きつける狙いですが、ここから▲6八金寄~▲5七金寄と角を殺される変化があるため一瞬怖いところです。しかし、角を捕まえようとすると
△5五歩以下
▲6八金寄 △4四銀右 ▲5七金寄 △5六角成 ▲同金   △同歩(下図)
となった形が角金交換の駒損でも、△5二飛や△7三桂などから中央へ殺到する狙いがあり、
後手も十分の形勢です。
2015-04-29e
一見狭いようですが、この角打ちが成立するということで、再び△4五歩の筋が注目を浴びることになりました。先手としては△4七角の筋を避けるために▲4六歩の前に▲4八飛(下図)や▲4六歩△同歩に▲4八飛などで難しい勝負となりますが、後手も△4四銀右や△4四銀左が間に合う形です。2015-04-29d
他にも、後手が△2二玉を保留する形も指されており、最近は「4六銀型を組ませない」ことがひとつのポイントになっている模様。3七銀戦法を指す身としては抑えておきたい変化ですね。
皆さんの勉強用に参考棋譜をいくつかあげておくので、気になる人は下の「続きを読む(パス不要)」からご覧ください。

~雑記~
将棋世界買いました(完全に遅刻)
電王戦どうなるかドキドキですね!!(汗

ライブ行く予定だったけど止むを得ない事情にドタキャン・・・
大阪・・・ぐぬぉおおぉぉおおっ!
しょうがないから家のDVDで気分だけはライブ行ったつもり。まぁ、前回のアンコールライブなんで、1度見てるし損した気分はそれほどないんですが、単純にチケット勿体ねえなと

今後は直前直後のスケジュールを正確に調整しないとダメですな。

そんな休日



続きを読む

名人戦で相掛かりが登場して上機嫌なう♪
金欠の今月ですが、中継アプリとニコニコ動画のプレミアム会員、それから将棋世界(いまだに買ってない)の購読は欠かさない将棋廃人です。バイト代入ったんで今週将棋世界買います。
最近、新しいパソコンを購入し(↑の原因これじゃないかな・・・)、「将棋所」というソフトに
Bonanza
GPS将棋
Apery

をいれて遊んでおります。
自分の棋譜の解析と練習将棋の相手だけではもったいないと思い、それぞれのソフトを30秒将棋で対戦させてみました!
一応棋譜もあげておくので、気になる人は「続きを読む(パス不要)」から勝手に見てください。

GPS vs Bonanza
【1局目▲GPS vs△Bonanza】
2015-04-23d2015-04-23e
矢倉模様の出だしから、後手は3手角の布陣を組み、先手は菊水矢倉から後手と同様3手角の布陣を築いたところで▲4五歩から仕掛けます。
左図は中盤の一手。次に△5六桂~△6七歩成、受けても△6五銀~△5六銀の活用が見えるところで、ここから▲7七金右△6五銀▲4五飛△5四金と進みます。(右図)
後手としては確実な攻めがあるため、先手としても忙しいですが、本譜は▲4四角!△4五金▲同桂の二枚替えで一番激しく踏み込みます。
後手は△5九飛から駒損を回復しながら敵陣にもぐりこみますが、▲5五角~▲4三歩~・・・▲1一角成と敵陣を乱しながら攻め駒を補充し、最後まで厳しい攻めで勝ちきりました。
中盤の踏み込みがとても印象に残る一局です。

【2局目▲Bonanza vs△GPS】
2015-04-23g2015-04-23f
これまた相矢倉戦
先手の森下システムに4枚矢倉で手厚く構え、先手が端からちょっかいを出している間に4手角の布陣を組みます。本譜は▲6八銀と中央に構えたのを活かして▲4五歩と仕掛けてますが、端の飛車が動けないこと(△1四歩がある)、穴熊への組み換えは厳しいことを考えると攻めるしかなかったという感じもします・・・
後手は予定通り△6五歩から反撃。玉頭の突き捨ても交えながら右図へ進みます。
ここで△8六歩▲同玉△6六飛!が強い踏み込み。以下△5九角~△3七角成~△5三馬と角を大きく使い先手玉に迫りますが、中段玉はかなり耐久力があり、先手玉が捕まるまでは長い戦いとなりました。
中段玉の寄せが非常に切れがあって、参考になりました。

Apery vs Bonanza
【1局目▲Apery vs△Bonanza】
2015-04-23h2015-04-23i
先手中飛車から後手に隙ありと仕掛けた局面。
素直に引いても良さそうなところですが、▲7八金の1手を活かして▲4四飛と激しく踏み込みます。
本譜は▲4四飛以下△同角▲同角△2二銀▲5四歩(右図)と進みましたが、これなら左図から▲7四飛△7三銀▲4四飛△同角▲同角△2二銀▲5三角成とする変化が気になるところ。しかし、本譜は右図から△3三銀(△5二歩には▲5五角打)▲5五角△7三銀▲5三歩成と途中の▲5五角が先手となる為、と金を作ることに成功!
こう見ると後手に△7三銀の一手が入っていないことが大きいですね。
序盤の踏み込みと細かく正確な読みが印象の一局です。

【2局目▲Bonanza vs△Apery】
2015-04-23j2015-04-23k
矢倉になるかと思いきや、先手は左美濃から積極的な駒組みを目指します。
しかし左図から△4五歩▲同歩△6六角▲7七銀△5五角と陣形の立ち遅れを咎めにいきます。そこから桂も動員しながら細い攻めをつなげて右図。ぱっと見飛車が取られそうですが、△4六角の筋があってうまくいかないため、▲6五銀~▲2四歩と攻めあいを志向しますが、そこで△7七歩!が機敏な利かし。
▲同馬には相変わらず王手飛車があり、▲同金も8八に角や銀を打ち込まれるため、仕方なく▲同桂と取りますが、最終的に桂頭からの攻めが厳しく刺さり、リードを与えてしまいました。
大技含みのダイナミックな変化からの細かいテクニックが光る一局です。

Apery vs GPS
【1局目▲Apery vs△GPS】
2015-04-23m2015-04-23n
互いに飛車先を交換し合う少し変則的な相矢倉。
序盤の駒組みの途中で一歩を活かして△3五歩▲2六歩△6五歩▲3五歩△6六歩▲同銀右△6五歩▲7七銀△8五桂▲7九玉と進んだのが左の局面。シンプルに△7七桂成と銀を取りますが、ここで▲同銀と取りにくいのが主張です。▲同銀だと△4四角(次に△3五角の王手飛車)の筋が受けにくく、もし▲6八銀と受けようとすると△6六銀から押されてしまいます。仕方なく▲同金寄と取って後手がポイントをあげたようですが、先手は交換した桂と持ち歩の多さを活かして巧みに攻めていきます。
右図は終盤。左右挟撃の体制を築かれ後手が厳しい戦況ですが、ここで△8六桂!が意表の攻め。
△8六歩▲7二歩△8七歩成▲7一歩成は先手玉が詰まないため、直接金に働きかける攻めで寄せを狙いにいきます(今度▲7二歩には△7八桂成~△7六金)。本譜は6二でばらした後に手を戻しましたが、最後の最後に指した▲5二銀成が敗着。代えて▲8三桂打~▲6四馬と指していけば難解な形勢でした。
△8六桂が終盤に現れた鬼勝負手で、形勢が混沌とした勝負でした。

【2局目▲GPS vs△Apery】
2015-04-23o2015-04-23p
先手藤井矢倉から更に5筋の歩を交換し、まさに矢倉の理想形に組み上げた局面。
理想形に組み上げて更に端の交換や4筋を伸ばしてポイントを重ねていきますが、後手も形勢を損ねないように追随します。途中、先手は香損しながら拠点を活かして攻めようとしますが、重い攻めとなったところで得した香で端にロケットを設置し、Aperyが反撃を狙う展開へ。
先手は攻め駒をさばきますが後手の端攻めが厳しく、囲いを捨て右辺へ逃亡を図ります。
右図は最終盤。
後手からは次に△2六角からの寄せがあるため、先手がかなり厳しい状況です。
しかし、ここから▲3二金△5二玉▲4二金△同玉(?)▲6四角△5一玉▲7三角成△6二金(?)▲同馬△同玉▲5三桂成△同玉(!?)▲6五桂以下即詰みとなりました。
途中何度かハッキリ後手が逃れている順がありましたが、恐らくプログラム的に「広いほうへ逃げる」という感覚が読みにくいための選択と思われ、劇的な幕引きとなりました。



最終的に3ソフトの対局結果をまとめると以下のようになりました。
対局結果
Bonanzaはやはり読み負けしている部分があり、他のふたつには内容的にも及びませんでした。
Aperyは序中盤の積極的な指し回しからリードを奪うのが上手く、GPSにも互角以上に立ち回っていましたが、GPSの終盤力に最後は競り負けたという感じでしょうか。
恐らくPCのスペックや時間設定によっての得意不得意はありそうですが、AperyとGPSはプログラム的にはほぼ互角と見て問題なさそうです。
あとコンピュータらしく自力の出やすい矢倉志向の勝負が多かったのも特徴ですね。
唯一Aperyが振り飛車を指したところを見ると、振り飛車の棋譜を検討するならAperyが適しているかも知れません。電王戦でも振ってましたし。

とりあえず指定局面からの練習対局を色々やってるんですが、AperyにもGPSにもボコボコにされまくって超楽しいです!!///


とりあえず今月の山場は1つを残しすべて乗り越え、あとは流れに身を任せてどうかするだけです。
5月は頭に後輩達の大会の応援、半ばに信仰しているバンドのアルバム発売、もうひとつのサークルの部誌製作、そのほか細かい行事がチョコチョコと大した感じはなさそう。
・・・とか言ってると突然無謀なスケジュールが組み込まれたりするので注意です。

ちなみに24の直近の成績はこんな感じ
○●○○●○○●●●●●●○●●●●●○
最近将棋の雑さが目立ってます。
また調整しますか

雑記.
学科のソフトボール大会で日焼けして、腕がずっとヒリヒリします。
シャワー浴びるときに思わず「ぐぬぉあぁ・・・」と言ってました。
続きを読む

2015-04-23q
羽生名人の先勝で迎えた第二局
戦型は相掛かり!
・・・といってもすぐに飛車先を交換しないマニアックな展開へ
その後も先手の端を緩手にするのか、先手が端を活かすのか、
細かい駆け引きの末に下の局面図で封じ手となりました。
2015-04-23r
長い・・・
しかも先手の封じ手は▲3六飛。
俗に縦歩取りと呼ばれ、ひねり飛車では見られる筋ですが、タイトル戦で登場するのはいつ以来ってぐらい古風な指し方です。本譜は△3三金と力強く受け、先手はひねり飛車含みに駒組みを進めます。

結局先手はひねり飛車にはせずに▲7七銀から駒を前進させ、
後手も陣形を整えるのは間に合わないため、一番バランスの取れている所で動いていきます。
2015-04-23s
中盤の難所。
先手は手順に駒を進めているようですが、△8七歩▲同金△9三飛とギリギリのタイミングで歩を利かしてから飛車を逃がします。展開的には△8八角成とされる展開が予想できるため損になりがちな利かしですが、後々▲8六飛となったときに△8八角成を▲同金と限定させる意味があり、検討では利かしが得になる変化が幾つか現れて、思わずうなってしまいました・・・
2015-04-23t
本譜、直前に▲5六飛△5四歩(▲同飛には△8六歩▲同金△6五銀!がある。)から▲7六歩と動いていきますが、ここでも△8六歩~△6五銀の筋が見えます。しかし、将棋は難しいもので、△6五銀でも簡単ではなく難しい形勢でしたが、終盤に飛車をぶつけながら△7三飛と活用する手がはいり後手に形勢が傾きました。

これで1勝1敗。振り出しですね。
第三局も楽しみです(^ ^)♪
【第73期名人戦第三局】


やはり相掛かりや横歩取りは面白いですね。
アマチュアには相変わらず人気ないですけどw
あと解説が素晴らしい!
ひねり飛車の使い手の森九段と相掛かりと言えばこの人、野月七段!
羽生さんの粋な計らいでしょうかw

~雑記~
アニメ面白いです。
ジョジョの奇妙な冒険
佳境に入って参りました!!いよいよDIOの館へ!!
ちなみに好きなスタンドは「キラークイーン」です。
第4の爆弾はリア充を爆発する能力だと思います。
ダンジョンに出会いを(ry
神様、かわいいよ神様。
ニンジャスレイヤーフロムアニメイション
ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン、ヤグラ=トウデス。
アイエエエエ、ニンジャ!?ニンジャナンデ!?
ハイクを詠め!!カイシャクしてやる・・・
実際面白い
アルスラーン戦記
王子かわいい(真顔)
あとEDいいですね。エイルはこの曲調の方がいい感じ。
旦那が何を言っているか分からない件
EDいいですね。(血涙)
第4の爆弾!!!
グリザイアの迷宮
1期の果実見てたんで。
キーワード:「なるほど」「すごいな」「悪いのは君じゃない」


続きを読む

角交換相腰掛け銀が流行している現代。
やはり下の局面からの変化が問題です。
2015-04-20a

この局面からの変化が多岐にわたり、最新形が次々と更新されているところを考えると、
やはりおっさんの頭で勉強するには厳しいものがあります(- -;)
「なんか積極的な作戦ねぇかなぁ・・・」
とぼんやり考えていたところで面白い指し方を発見しました。
2015-04-20b
第73期の順位戦▲佐藤康光vs△行方尚史で出た指し方ですが、調べてみると類型の棋譜がいくつかあるではありませんか!
しかも、いずれも4八金型に構えた先手から積極的に仕掛ける展開になっていて
これは気になると思い、ただいま検討中です。

上図からの基本的な攻め筋は
▲4五歩△同歩▲同桂△4四銀▲4六歩(下図)
2015-04-20c
上図からは先手からは次に▲2四歩から一歩交換して▲3五歩や▲1五歩と絡めて攻めていく筋があるため、後手としても△7三桂や△6五歩、他には△4二金右と固めて先手の攻めに備えるのが無難でしょう。

皆さんの勉強用に参考棋譜をいくつかあげておきます。
本記事の一番下の「続きを読む(パス不要)」から見られるので好きに使ってください。

~雑記~
新入生強くね?
みんなの若々しく勢いのある将棋に押されっぱなしのおっさん。

ただ自分の指してる5筋位取り(対四間飛車)が意外と優秀でビックリですw
一通りの研究を終えたら記事にしてみたいです。



続きを読む

最終局
阿久津八段とAWAKEによる対局で、これに勝った方のチームが勝利となる大一番です。
やはり注目は「100万円チャレンジ」で頻出した△2八角を打たす戦法で、
角交換四間飛車から端を突き越し、あえて△2八角と打たす隙を残したまま銀冠を組む指し方です。

本譜はどういう戦型に進むのか序盤から注目が集まる中、阿久津八段の選択は
角交換四間飛車!!
これは完全に勝ちにいった手だと、視聴者の多くが思ったことでしょう。
やはり上述の△2八角を誘う形へ駒組みを進めます。
実際は上記の企画でも△2八角を打つかは五分五分で、作戦通りいくか不安の中
AWAKEの差し手は△2八角(下図)
2015-04-12b
人間的には▲1六香と逃げてから馬が捕まる順があるため打ちにくい手ですが、
AWAKEの評価的には馬ができることの評価が大きいということなのでしょうか・・・

阿久津さんは予定通りに▲1六香と逃がしますが、ここで衝撃の展開に!
なんと▲1六香に対してAWAKEが投了!?
どうも開発者の巨瀬さんが投了と判断した模様で、控え室も運営もパニックです。
午前中の終局に誰もが立ち尽くす中、昼休憩の時間を使ってプランB,Cをすっ飛ばして
新しい時間つぶし・・・もとい企画を考えます。

そして午後から永瀬六段が上記の対局で角を打たずに進めた場合の局面を引き継ぎ、
阿久津主税八段vs永瀬六段のエキシビジョンマッチが成立!
解説の森内九段と藤井九段という強力な持ち駒を腐らせることなく、盤上この一手で
記者会見までの間をつないだ運営はなかなかの棋力を持っていますね。

最終的に巨瀬さん曰く
「プロがアマチュアの指す手を真似するのは、プロの存在意義に反するのでは?」
という考えの下、投了したとの事ですが、
これって投了する理由にはなってませんよね?w
それに「羽生さんが高確率で2八角打ってくるぜ」という話になれば
恐らく全員が同じ戦型で挑むでしょう?
いずれにせよ事前貸し出し有りの中で、一番勝ちにこだわった作戦を用いたことは
責められる理由にはならんでしょう。

3回にわたって行われた電王戦
勝っても叩かれ、負けても叩かれ、存在意義まで問われるとは・・・
将棋が好きで将棋指してる人って案外少ないんですかね?

どちらにせよ今後のコンピュータ将棋を用いた企画は現在検討中とのことで、
また電王タッグマッチとか行いそうな雰囲気でしたが、
個人的には先週の名人戦で解説の森下九段が話してた
別室にいる棋士がネット対戦しながら何を考えているかつぶやく
という企画が面白そうと思いました。
リベンジマッチでの森下九段の解説つき対局はとても面白かったんで、
また似たような企画があれば是非見てみたいです。

棋譜はこちら
【電王戦Final第五局】


【電王戦Finalエキシビジョンマッチ】

見事な棋譜ですね。

~雑記~
ここのところ劇指先生に代わって平岡さんの開発されたAperyを使ってるんですが、
どちらがいいかは微妙なところですねw
勉強して自分好みの棋風に改造してみたいです。

あと巨瀬さんは、ある意味プロ棋士を崇拝してると言えるんじゃないでしょうか?
プロならアマチュアとは全く違う次元の将棋しか指さないだろうという理想のもとで
今回も挑んでいるようですが、情報化がますます進む昨今に
将棋というゲームのアマチュアとプロを区別するのはすごく難しいと思います。

同等の知識を持った個々人の実力に差をつけるのは「読みの力」だと思ってるんですが、
それでいえばコンピュータに人間が優るわけがなく、逆に言えばコンピュータこそ
人間に負けているようでは未完成と言えるのでは?

「自分のプログラムに穴があったから負けた」ことを
プロがハメ手を用いて勝ったように評しているようでは、将棋指しとしても
ソフト開発者としても、次の段階へ進むのは難しいように思います...


このページのトップヘ